ペット飼育可能な賃貸では、動物の数、種類のルールを守っていても鳴き声や足音が近所迷惑になってしまうことが懸念されます。
それが原因で近隣住民とのトラブルにつながる可能性があるのです。
そこで今回は、ペットを賃貸で飼う際の騒音の原因と、ご家庭でできる対策についてご説明します。
賃貸でペットを飼うなら防音が必要!騒音の原因とは
1998年に環境庁(現・環境省)は、人が快適に過ごせる音の環境は住宅地では昼間55dB(デシベル)以下、夜間45dB以下という基準値を定めました。
東京都環境局のホームページによると、その基準値と比較して、犬の鳴き声は90dB~100dB程度です。
猫の鳴き声も75dBと、掃除機や走行中の電車内の騒音に匹敵します。
窓を開けている状態であれば、ほとんどの犬や猫の鳴き声が近隣にとってはうるさいと感じるレベルということです。
壁や窓に防音対策をしていない場合、鳴き声は隣接する住戸や隣家に伝わります。
また、床への防音ができていないと、ペットが夜に部屋の中を駆け回る足音や、高い位置から飛び降りる音が階下へ響きます。
カーペットを敷いている状態よりもフローリングの床のほうが音は反響するため、注意が必要です。
ペットの騒音を抑える賃貸での防音対策
飼育するペットの騒音が近所迷惑になるおそれがある場合、防音対策をしておくことで事前に近隣トラブルも防ぐことができます。
ここでは、DIYで簡単にできる防音・遮音対策についてご紹介します。
1つ目は壁の防音対策です。
マンションやアパートなどの集合住宅は、1枚の壁を隔てて隣の世帯になります。
この場合、壁の内部または表面に貼り付けられるウレタン吸音材、壁に簡単に取り付けられる吸音パネルやコルクブリックがおすすめです。
インテリア性に優れた防音材も多く、部屋をおしゃれに飾りながら防音対策ができます。
2つ目は床の防音対策です。
集合住宅で多く見られる苦情やトラブルのひとつが、上階から響く足音でしょう。
下の階では、足音は部屋に住む側が思うよりも大きく聞こえてしまいます。
床の防音対策には、マンション用の防音フロアタイルや防音タイプのカーペットがいいでしょう。
アンモニアに強いペット対応のものや、滑りにくい素材など種類が豊富です。
ペットの足に負担が少なく、足音の伝わりを軽減する遮音性クッションフロアや置き畳も効果的になります。
3つ目は窓の防音対策です。
壁に比べて窓は音が漏れやすく、窓を閉めていても気になる時間帯の対策として、防音性のあるカーテンがおすすめです。
要チェック|ペット飼育可物件特集
まとめ
簡単な方法で騒音は抑えられます。賃貸でも快適にペットと暮らせるよう、しっかりと防音対策をしましょう。
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