トイレやお風呂、エアコンなど、賃貸物件の設備が何らかの理由で破損してしまうことはよくあります。
その際に適切な対処をとれば、トラブルをスムーズに収められます。
賃貸物件の設備を破損したときはどうすべきなのかをご紹介するので、ぜひご確認ください。
賃貸物件の設備を破損してしまった！基本的な対処法や注意点とは
賃貸物件の設備の破損に気づいたら、ご自身での修理や修繕業者への依頼などはおこなわず、その建物を管理している相手へと速やかに連絡してください。
最近では管理会社へ連絡するように定める賃貸物件が多いものの、家主の方へと直接伝える物件もあります。
申告先や電話番号などは入居時に渡された資料に載っているので、不明な方はまず当時の書類を調べてみてください。
破損した設備や状況などを規定の連絡先まで伝えれば、管理者によって必要な対応がとられます。
トイレが詰まったなど、修繕の必要がある場合は管理者が業者への依頼などをおこなうので、その方針に従ってください。
もしご自身で修理や修繕業者への依頼をしてしまうと、設備を余計に破損させたり、費用が自己負担とされたりする恐れがあります。
修繕業者への依頼は一見すると正しい対応のようですが、賃貸物件では契約している業者がいたり、家主の方が決めている対応方針があったりします。
ご自身で対応してしまうとこれらの点で問題が起き、トラブルに発展しやすいため、可能な限りお控えください。
賃貸物件の設備の破損に対処する際の費用負担者や金額について
賃貸物件の備え付けの設備であり、なおかつ使用者には責任のない、経年劣化による破損だった場合、修繕費用は家主の方が負担します。
一方、重いものをぶつけて破損させたなど、使用者の責任が大きい場合、費用は入居者の方の負担とされます。
これを基本として、水道管の凍結による破損の修理は入居者負担とするなど、契約時の特約があればそちらが優先です。
費用の負担者を詳しく知りたいときは、破損の原因や契約の内容に応じて判断してください。
費用の具体的な金額は、たとえばトイレの詰まりの解消なら8,000円～3万円、便器を交換するなら10万円～30万円が相場です。
窓ガラスを割ってしまい、90cm四方の透明ガラスを交換するなら、1枚あたり1万8,000円～2万5,000円かかることが多いです。
具体的な金額は破損した箇所や必要な対応によって変わり、より大掛かりな修繕を要するほど高額になります。
金額を事前に知りたいときは、管理者まで相談するとよいでしょう。
まとめ
賃貸物件の設備が破損したときは、独自に修理をおこなわず、ただちに管理者まで連絡することが基本です。
日頃そこで暮らすなかで何らかの設備が壊れることは珍しくないため、ご紹介した対処法などはよくご確認ください。
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